文字と言葉はどう違う?
こんにちはー!
学校での英語は読み書きが中心ですが、
聞くこと、話すことを勉強するときに
大切なことって何だと思いますか?
読み書きとの違いはなんでしょう。
僕は「気持ち」や「感情」だと思っています。
学校の授業では文法や意味など
文字的な情報を処理するための
知識が身についていくと思います。
その反面そこに込められた感情や意図、
何を伝えたいのかを学ぶ機会は
あまり多くないのではないでしょうか?
また正解の有無も鍵になってきます。
(もちろん小説や本を想定した場合は
また状況が違ってきます。
これらは文字しか情報がない中で
読者へ情景を伝えるものですよね)
会話はテストではないので
間違った言葉の使い方はあれど
唯一の正解なんてありません。
言いたいことが伝わればいいんです。
内容としては国語の授業と似ていませんか?
それを日本語ではなく英語で考えてみると
少し違った角度の視点が持てますよね。
会話なら身体言語や表情もヒントになります。
「この人は何を伝えたいんだろう?」
これがわかると文のおおまかな部分を
理解しやすくなります。
長文が得意な人はここが得意かもしれません。
言葉や文字の全てがわからなくても
推測などでなんとなくわかります。
1つや2つぐらいわからない単語があっても
だいたいの意味を訳せる人っていますよね。
言葉や文の正しい意味だけにこだわった
教科書チックで堅苦しい文字の英語ではなく
自分らしい気持ちのこもった英語を
話せるようになってみませんか?
とくに会話の場面になると
コミュニケーションとしての特徴が
より顕著に出てきます。
文字としての情報が全てではないんです。
というものを知っていますか?
7-38-55のルールという呼び方もあり、
解釈の仕方も様々あります。
会話の情報は分類すると
言語情報 7%-聴覚情報 38%-視覚情報 55%
この3つに上記の割合で分けられる、
という法則です。
極端な話ではありますが
英語でコミュニケーションをとるときに
文字として学校で習ってきたことは
たった7%しか役に立たないんです...!
完璧に正しく和訳ができる人でも
会話は難しいはずですよね。
ましてや文章から気持ちや伝えたいことを
読み取るのはまた別の能力です。
そこまで完璧に伸ばしても7%だけ。
それなら表情や言葉の抑揚、
身振り手振りなど他の部分を
伸ばしても良さそうですよね。
言語以外の部分をヒントや手がかりとして
相手が言いたいことを理解することも
どんな気持ちで言葉を発しているのか
共感することもできます。
注意が必要なのは、非言語(ノンバーバル)は
あくまで補助的な要素だということです。
伝言ゲームやジェスチャーゲームって
なかなかうまくいかないですよね。
言葉があってこそ活きてくるし
その逆も同じです。
文字と非言語のどっちもあるから
コミュニケーションが成立します。
単語をひとつ残さずしっかり聞き取って
文として和訳しようとするのではなく
耳や目も使って何を伝えようとしているのか
相手の人としっかり向き合ってみましょう。
コミュニケーションの相手は
「文字」ではなく「人」ですから
英語という言葉の壁に無駄に
威圧されなくても大丈夫ですよ。
これに関しては特に練習したり
新たに何かを習得する必要はないです。
よほど鈍い人でもなければ多くの人が
自然とできることですよね。
小さい子どもと会話をするのと
似たようなかんじです。
言葉が拙いので様子などから
伝えたいことを汲み取るのと変わりません。
意図を汲み取るのは大人相手だと
言葉と裏腹だったり難しい場面も
ときにはありますが多くの場合は
大きく外すことなんてないですよね?
長文の場合は言葉の意味だけでなく
単語ひとつ一つや文脈に込められた
感情、気持ちといったものを共感できると
全体像をつかみやすくなります。
最初はきっかけを掴むためにも
より生に近いもので試してみると
いいと思います。
音楽よりも動画がいいです。
視覚情報もあるものだと
映画やドラマ等の動画が
参考になります。
聞き取りやすい部分を見つけましょう!
まずは少しでも聞き取れるように。
聞き取れたら、それができる部分を
徐々に増やしていきましょう。
意味もわかるとより良いです。
何回も繰り返して
少しずつ増やしていくと
自分なりの聞き方がなんとなく
身についていくはずです!